2023-01-01から1年間の記事一覧
バレッタのバスターミナルはさながらバスの博物館のよう。島のあちこちに昔ながらのバスが市民の足として行きかっている。 150年の歴史を持つ土産物屋で旅人の一番人気はバスグ。 バスの所有者はドライバー自身、自分好みに改造を施して愛情をそそぎ、そして…
中世、ペストの鎮静に一役買ったのが猫。マルタには猫が溢れています。元々、島に猫を持ち込んだのは船主。「ネズミ」から食料を守る為、猫は航海にも欠かせないものであった。 マルタ猫協会は病や傷を負った野良猫達の回復を助けるボランティア団体。 運営…
聖エルモ砦 聖ヨハネ騎士団の訓練風景を再現した「イン・ガーディア」武器も装束も当時の物が使われている。 毅然としてキリスト教世界を守ったその栄光。今もマルタの誇りです。 「騎士団長の宮殿(現大統領府)」 歴代の騎士団長が暮らした壮麗な宮殿、こ…
イタリア、シチリア島の先、地中海に浮かぶ島「マルタ共和国」首都「バレッタ」を初め2つの世界遺産を巡ります。 古き都イムジーナとラバ、静寂の街を彩るのは聖パウロの街、紀元前3,000年以上の歴史を持つ土石神殿群、石灰岩が生活と文化を育む。そして珊…
トランシルバニアの古都「シビウ」ここは12世紀にトランシルバニアに入植してきたドイツ人達が創り上げてきた街です。 その為「ゲルマン・シュタット」というドイツ名が有ります。 革命前にはチャウセスクの息子が市長だった為、強い緊迫感が漲っていました…
アルバ・ユリアの街で真っ先に目に飛び込んでくるのは旧市街を囲む星形の防壁です。 アルバ・ユリアは2,000年以上の歴史を誇る街で1584年から100年近くの間トランシルバニアの首都となっていた。 アルバ・ユリアとは広い土地という意味です。 13世紀の末には…
トランシルヴァニアとは「森の向こう」と言う意味 この言葉通りかってこの一帯は深い森に覆われていました。 遥か昔、人々はこの森がもたらしてくれる豊かな恵みに惹かれてこの地に住みつくようになった。 トランシルヴァニアでは今でも伝統的な方法に依る農…
王の広場 シュバービンクはフランスのモンマルトルやロンドンのソーホーと並ぶヨーロッパの芸術の中心です。 トーマスマンを初め、数多くの作詞家や芸術家が集まって独特の文化を形成した。 イーザル川の西に広がるイギリス庭園、幅1km長さ4kmに及ぶ広大な庭…
ドイツ第3の都市、ミュンヘン 経済都市の中心でありながら古き良き時代の面影を残している。 第二次世界大戦で60回以上もの爆撃を受け大きな損害を被った。しかし、その後町並みはほぼ昔どおりに修復され復興した。 街のシンボル聖母教会 この教会の塔が遠く…
バルカンという名そのものが山を意味している。 ブルガリアは事実、山の多い国です。 バルカン山脈は国を2つに分断するかのようにブルガリア北西部から黒海へと延びている。 シプカ国立公園は1877年に始まったロシア・トルコ戦争の勝敗を決する戦いが行なわ…
国立文化宮殿 コンサートホールや展示会場等が集った総合文化施設 屋上にはオープンテラスのカフェがあり、のんびりとくつろぐ事ができる。晴れた日には、ここからソフィアの街を一望できる。 国会議事堂広場にある解放者記念像、モデルはロシア皇帝アレクサ…
首都ソフィア〜バルカン山脈 ブルガリアの首都ソフィアの人口は約120万人、この街はブルガリアの文化、経済の中心地。 周辺地区には社会主義時代の名残りである集合住宅が建ち並んでいる。 街の中心部には数多くの歴史的建造物がある。 様々な民族が混ざり合…
「ブリンディシ」 ローマから600km街道の遥かな旅は終点に辿り着いた。 アドリア海を望む港町ブリンディシ、東方の文化とこの町を統治していたスペインの影響を強く受けた特徴に溢れた町。 「ローマの柱」アッピア街道の終点に建てられた支柱はローマの柱と…
「マテーラの洞窟」と「アルベロベッロ」 街道から離れた断崖絶壁に異教徒として追われた人々が住みついた町、マテーラがある。 岸壁の洞窟に住みついたのは偶像崇拝をしていた為、イスラムの支配から逃れてきた。ギリシャやトルコのキリスト教信者や修道士…
ナポリ 地名の由来はネア・ポリス(新しい都市)、サンタ・ルチア港に上陸した古代ギリシア人達が紀元前7世紀に造った。 デッローヴォ城 ナポリの王宮、この王宮が造られた18世紀ナポリの人口は27万人に膨れ上がり、ヨーロッパ第2の都市として栄華を極めた…
ガゼルダ宮殿 イタリア南部の町ガゼルダ ミントゥルノの南でナポリとの中間位に有る。 18世紀にここに宮殿が建設されたガゼルダ宮殿である。ベルサイユ宮殿を真似たものであった。 1736年カルロ7世が僅か18歳の若さでナポリ王に即位した時、この王宮の物語は…
アッピア街道を行く❸ 一方、個人の旅人は街道の途中で宿を取りながら、長旅を続けた。 ローマから160kmに位置するミントゥルノ(むしろ、ナポリに近い)はローマ時代の宿場の面影を残す町。ローマ時代に旅人が移動する距離はおよそ50km、宿場はその距離に合…
アッピア街道を行く❷ ローマは領土を拡大し、その土地を征服すると人々に市民権を与えた。 水道から出る清潔な水を使い、街道で繋がれた街には豊かな生活が保証された。 4世紀半ばに造られたローマ帝国の街道を示した地図は7mにも及び、毛細血管のように張り…
イタリア・アッピア街道を行く。❶ 帝国の記憶を辿る600km かつて栄華を誇ったローマ帝国 イタリアには各地にその名残が刻まれています。 国家システムを作り上げ、貨幣経済を発展させ各地へと展開する為、ローマからの街道を整備した。 永遠の都ローマを出発…
ここはツェルマットやアレッチ氷河への拠点となる所です。 多くの観光客が行き交います。 ブリーク駅 ブリークはパリとミラノを結ぶ重要な峠越えの交通の要衝。 シンプロン峠の入口に位置し、17世紀から商業の中心地として栄えてきた。 17世紀に建てられたシ…
ベルン中央駅 案内板はドイツ語・フランス語・イタリア語で標示されている。 全てスイスでは公用語となっている。地方によって主要な言語が異なる為でもある。 ベルンからブリーク迄の見どころは連邦議事堂がある首都ベルンを出て中世の街ツゥーンシュビーツ…
今回はスイスの首都・世界遺産の街ベルンを起点として前半は世界自然遺産のアルプス・アイガー、ユングフラウ、アレッチ氷河等の世界遺産群を巡り、後半は長さ約2万メートルのシンプロントンネルを抜け、イタリア北部の美しい渓谷地帯を通り、ロカルノへ向か…
保存鉄道の旅 ロアースローター モートン・イン・マーシュと言う町ではマーケットが開かれている。毎週火曜日にはコッッウォルズ地方でも最大のマーケットが開かれる。 リドニーの町のディーン・フォレスト鉄道は鬱蒼とした森の中を走る森林鉄道、この鉄道で…
昨日、四十雀の雛が巣立ちしました。5月16日9時頃から昼にかけてです。 孵化していない卵が一個有りました。 テラスの支柱に付けた巣箱に巣作りを始めてから巣立ちまで約2ヶ月です。 其の間、巣箱の近くに餌台を置いて手懐けしていました。 昨年度はゴールデ…
保存鉄道の旅 そこには古き良き時代の素朴な味わいが有る。 コッツウォルズはロンドンから西におよそ200kmの所に位置する美しい丘陵地帯である。 標高250m以下のなだらかな丘が連なり草を喰む羊の群れがのどかに見える。 羊小屋と言う意味のあるコッツウォル…
東西文明の十字路トルコ イスタンブールからおよそ2時間、 イズニックに到着 ビザンチン、ローマ時代に街を囲む城壁が造られた門が現存している。 16世紀から17世紀にかけては、優れた陶磁器生産地として栄え、その陶磁器はトルコ各地にあるモスクや宮殿の装…
トルコ ガラタ橋を渡って新市街へ 新市街はイスタンブールのビジネスの中心、新市街のランドマークとなっているのが、高さ68mのガラタ塔、6世紀初めに灯台として使われたのがその起源。14世紀ジェノバ人の手により監視塔へと改修され、その後は牢獄や天文台…
東西文明の十字路トルコ 出発地はイスタンブール、ヨーロッパとアジアの架け橋と言われる、この街は地理的にも、文化的にも、その名に相応しい。地球上で唯一の場所、古くから軍事的に非常に重要な役割を果たし、幾多の権力交代の中で姿を変えながら生き続け…
父なる川「ライン川」歴史と今を巡る旅 コブレンツに到着しました。 コブレンツからはICEに乗り換えボンを目指します。 コブレンツからおよそ30分ボンに到着。 東西ドイツ統一前は西ドイツの首としてボンが有った。 1990年の東西ドイツ統一によりベルリンに…
父なる川「ライン川」歴史と今を巡る旅 ウィスバーデンからマインツに戻り、「ミッテル・ライン・バーン」に乗り換えます。(ライン川中流部沿いを走る列車)ライン川の畔は白ワインの生産でも有名。 川の丘陵には葡萄畑が広がる。 山の中腹に見える「エーレ…