プロバンス特有の赤い瓦の屋根が見えてきました。
「グラース」です。
中世から皮細工が盛んだったグラース。16世紀「皮の匂い」を消す為に特別な手袋を売り出しました。
その事がきっかけで、この街は香水発祥の地とも成りました。
古びた煙突が建つ工場🏭
ここは香水工場です。此の工場の創業は1900年代初頭で、香水の素となる香料を作っています。これは地元で採れた「ジャスミン」の花。
此の街では千人に一人が香水の仕事に就いている。
丘に近づいた瞬間、豊かな香りを実感できます。
グラースにしかない香りです。高台に広がるジャスミン畑、シャネル等の世界で有名な企業等もこぞってここに工場を造り最高級の香水を作り続けています。
香水の香りを蒸気にして流す通りがある。
独自に調合した特殊な香水だけを扱っている店
世界中に幸せの香りを届けている街、グラースです。
高さ184mの岩山の上に教会⛪が在ります。その麓に広がるのは「カステラーヌ」
人口およそ1500人、1815年
地中海のエルバ島に幽閉されていたナポレオンはコート・ダ・ジュールの海岸に上陸、ナポレオンは400人余りの兵士を伴いパリに向います。川の右側のナポレオン街道と呼ばれている道を使って❢
現在はカンヌからグルノーブルまでの350kmをナポレオン街道と呼ばれています。
コート・ダ・ジュールの東の端に位置する「マントン」イタリアとの国境の街
太陽の街「マントン」漁業と温暖な気候を生かした柑橘栽培の盛んな所。
今では美しい海岸線も魅力の一つです。
モナコ大公によって建てられた「サン・ミッシェル教会」丘の上から海水浴客を見守っています。
海岸の城塞に「ジャン・コクトー美術館」が在ります。60歳を迎えた頃コクトーは、ここマントンで新たな創作活動を始めた。
美術館も造った。
入口を飾るのは彼の代表作でもある「モザイク画」地中海の波で揉まれた小石が使われている。
市庁舎の中にもコクトーの傑作が残されている。
「婚礼の間」年間60組ものカップルが式を挙げている。
マントンにはもう一つ見どころがあります。山の斜面に緑の畑が見えてきました。そこに実っているのはレモンです。フランスで生産されるレモンの半分以上が此のマントンで作られています。
レモンを扱う店が軒を連ねます。
レモンとハーブを混ぜたミネラルウォーターが人気
レモンを使ったレモンタルトが自慢だそうです。
店毎に味が違うそうです。
マントンのレモンは他と比べて酸味が少なく非常に甘味が強い。皮にはアロマオイルがタップリ含まれている。
コバルトブルーの海、鮮やかなグリーンの山あい、鳥になって大空を散歩すれば見えない世界が見えてくる。