今回はスイスの首都・世界遺産の街ベルンを起点として前半は世界自然遺産のアルプス・アイガー、ユングフラウ、アレッチ氷河等の世界遺産群を巡り、後半は長さ約2万メートルのシンプロントンネルを抜け、イタリア北部の美しい渓谷地帯を通り、ロカルノへ向かいます。
山岳ルートならではの風光明媚な旅に出ます。
スイスの首都ベルン
其の歴史は1191年セーリンゲン公ゲルトヒルト5世により始まりました。
大きく婉曲するアーレ川に囲まれた小高い地形を活かし、この地を要塞都市とする為砦が築かれた。
13世紀からは自由都市として発展し、次第にエリアを拡大した。
16世紀頃にはヨーロッパ屈指の美しい街となった。当時の趣きをそのまま今に伝える重厚な石造りの街が有り、そこには12万人の市民が暮らし政治家やビジネスマン達が行き交う街でもあります。
中世の街ベルンはスイスの首都として政治の中枢を担う近代都市でもある。
ほぼ九州地方と同じ面積の小さな国土に7つの世界遺産を持つスイス
、その一つベルンの旧市街は1983年に文化遺産として登録された。
街を東西に貫く一本のメインストリートは4つのエリアに分けられ、
それぞれ個別の名称を持っている。これは街の規模が東から西へと拡大するに従い、門の位置を徐々に西へと移動していった事の証でもある。
道路標識板もエリア毎に色分けされている。
ベーレン広場の門に建つ牢獄塔から先は黄色い標識のマルクト通り、メインストリートの両側はラウベンと呼ばれるアーケード街である。全長6kmにも及ぶヨーロッパ最長の石造りのアーケードである。
地下の倉庫を改造した個性的な商店。
通りの中程にあるアンナ・ザイラーの噴水。
旧市街には、この様な噴水が11カ所、それぞれ井戸が掘られています。以前は貴重な水汲み場として利用されていた。
世界で最も魅力的な障害物と呼ばれ、街の名物として親しまれている。
射手の噴水。子喰い鬼の噴水。
ツイクトクロッケと呼ばれる時計塔。1218年の建設当時は、ここがベルンの西端、つまり街の西門であった。この時計塔は1405年の大火災の後、16世紀に再建された。
時計職人が毎日15分かけてネジを巻くというゼンマイ式の時計。
其の仕事は今も変わらず大切に受け継がれている。毎時56分からは仕掛け時計のショウタイム。
可愛らしい人形が踊ります。
通りの標識が緑に変わり、其処からはカラム通り、旧市街の中でも13世紀から栄えている古いメインストリートです。
アインシュタインハウス
1905年に特殊相対性理論を発表した時、アインシュタインはこのアパートで暮らしていた。
クラム通りの南にあるベルン大聖堂、古い教会を土台にして1421年に着工、450年以上の歳月を費やし19世紀末に完成した。
旧市街で最も古い東エリアは白い標識のゲレヒティクカイト通り、
正義の女神の噴水、目👀と耳👂を塞いで何事も先入観を持たないで判断するという意味。
噴水を過ぎれば旧市街の東の端
その先はアーレ川です。
丘の上でひときわ目立つ斬新なデザインの建物はパウルクレー・センター美術館で2005年に建設された。
パウル・クレー(画家)の作品
1万点のうち4,000点あまりを展示して公開している。