保存鉄道の旅
ロアースローター
モートン・イン・マーシュと言う町ではマーケットが開かれている。毎週火曜日にはコッッウォルズ地方でも最大のマーケットが開かれる。
リドニーの町のディーン・フォレスト鉄道は鬱蒼とした森の中を走る森林鉄道、この鉄道での楽しみは車内で食事🍴が出来る事。
車両は昔の1等食堂車が使われている。
全長7kmを停車を繰り返しながら約1時間かけて往復する。
チッピング・ガムデン
ライムストーンの薄茶色の建て物が昔のまま残っている。ここは
コッッウォルズの中でも最も古い町。茅葺き屋根も出てきて童話に出て来るような牧家的な雰囲気が漂う。
今では材料となる茅や職人の数も減りこういった屋根も数少なくなったそうです。
バイブリー
バイブリーでは14世紀に作られたアーリントンローと呼ばれる家並が静かな佇まいを魅せている。
イングランドで最も美しい村と言われる。
コルン川の脇にバイブリー・トラウト・ファームが有る。鱒の養殖場である。
1902年に設立されたイギリスで最も古い養殖場。広大な敷地には池や小川が流れ、釣りや散歩を楽しむ事ができる。
ボートン・オン・ザ・ウォーターは町の中心を清流が流れ、コッッウォルズのベニスとも呼ばれる人気の村。ここは香水の産地としても有名。
ザ・コッッウォルズ・パフューマーリー
古民家風の此の建て物の内で香水が作られ、販売もされている。
コッッウォルズの西の地域は放牧の盛んな酪農地帯でもある。
バーケリーは天然痘の撲滅に貢献したジェンナーの出身地でもある。
ジェンナーが過ごした家は現在、博物館となっている。
ジェンナーが村人に無料でワクチン接種を施した小屋がある。村人はワクチンの聖堂と呼んだ。
予防接種をウケ人が村の外れ迄並んで続いたと言われている。
WHOが天然痘の根絶宣言を出したのは1980年のことである。
グロスターシャーの町のグロスターシャー・ワーウィックシャー鉄道は本格的な保存鉄道である。
約32kmの区間を1時間半かけて結ぶ。コッッウォルズの農産物等を運んでいたが1976年には廃止となり車両はもとより鉄道や施設も含めほとんど撤去された。
復活の動きは直ぐに始まり1984年にはボランティアが主体となり、わずか400メートルではあるが運行を再開した。
美しい丘陵地帯、コッッウォルズでは、いにしえからの自然と人間が調和し、華やかな鉄道の時代を過ごした今、時代の流れに逆らうように生きる保存鉄道は私達に何を問いかけているのだろう?
消え行く物と受け継がれていく物、其のコントラストをコッッウォルズの丘に観た。