バルカンという名そのものが山を意味している。
ブルガリアは事実、山の多い国です。
バルカン山脈は国を2つに分断するかのようにブルガリア北西部から黒海へと延びている。
シプカ国立公園は1877年に始まったロシア・トルコ戦争の勝敗を決する戦いが行なわれた場所、山の頂上に建てられた記念碑はその戦いで命を落としたロシア兵とブルガリア義勇兵を称えたもの。
894段の階段を登って行くとバルカン半島を遥か先迄見渡せる素晴らしい景色が待っている。
12世紀から14世紀にかけて第2次ブルガリア王国の首都だったヴェリコタルノヴォ、その周辺地域には沢山の修道院がある。
修道院は学問や文化の発展に大いに貢献してきた。
14世紀ここはブルガリア屈指の重要な修道院だったが1913年の大地震で大部分が破壊された。現在、この歴史的建造物を復元する計画が持ち上がっている。
ツァレヴェッツの丘からはヴェルコタルノヴォが見渡せます。
丘の頂きにそびえ立つのは教会です。第2次ブルガリア王国の時代には、この丘全帯が宮殿として使われていた。
丘の西側と南側には今も古い町並みが残っている。
森の中のあちこちに古い修道院が見え隠れする。
1833年に建設されたソコルスキー修道院、昔は小さな教会だったが19世紀に改築されて修道院になった。
1868年に中庭に造られた噴水はオスマントルコ軍の犠牲となった8人の兵士達を象徴している。
ヨーロッパ、スラブ、アジアの文化が混ざり合った独特の雰囲気。
それがブルガリアの深い魅力を形造っている。
ブルガリア編は修了。