1898年開通の氷河急行の始発は「サンモリッツ」で終点が「ツェルマット」である。
氷河急行とは最初の頃は氷河を越えて通っていた(現在はトンネル)為、名前が付いた。
270kmの距離を8時間かける。平均時速30km/時で一番遅い🐌💨💨急行列車と言われる。
カーブが多く、急坂があるため「アプト式ラックレール」の軌道。
全車両「パノラマカー」
中間に位置する停車駅が人口、約1,300人の「アンデルマット」である。
標高1620mの「ツェルマット」は5,600人の村人が暮らしている。
年間300万人の観光客が訪れる。
町ではガソリン車の乗り入れが規制されている。
氷河を源流とするフィスパ川は石灰岩を含むので白く濁っている。
旧市街に残る家屋の屋根瓦として使われている「鉄平石」は火山活動で出来たもので、日本でも昔屋根瓦として使われていた。
人々の暮らしを再現した展示館としてマッターホルン博物館がある。
昔の旅人は司祭館に泊めてもらった。
18世紀の司祭館が展示されている。
1865年7月14日イギリスの登山隊を率いる「エドワード・ウィンパー」が4人の犠牲者を出しながらも初登頂に成功。
レストラン「オールド-ツェルマット」はスイス料理の専門店。
店の中からどの席からでもマッターホルンが眺められる。
郊外では朝早くから山羊の世話が始まる。
子供達が夏の間だけボランティアとして働いている。
アルパイン種が40頭程、昔は放牧してチーズを作っていた。今は観光用に育てている。
1時間かけて村の中心に移動、朝と晩、2回行われている。
総延長1.5kmのケーブルカーの駅から村より668m高い場所にある標高2,288mの「スネガパラダイス」展望台まで約5分で着く。
マッターホルンの先端が最も尖って見える場所の展望台である。
いくつものハイキング、トレッキングコースが整備されている。
「ライ湖」があり風が無ければ逆さマッターホルンが見られる。
「ゴルナーグラート鉄道」はツェルマット駅から標高3,000mを越える場所を目指す。
この鉄道は1898年に開業した。開業当初より電気で運行。
ゴルナーグラート駅までは標高差約1,500mを登る。全線、アプトラックレール方式、
総延長9km、4つの途中駅を経て約40分かけて登る。
国土の7割が山岳地帯のスイス。山岳鉄道が多く、山の上まで行ける場所が数多くある。
スイスは氷河の雪解け水を利用した水力発電が盛んで早くから電化が進んでいた。
標高3089mの終点、ゴルナーグラート駅、
その上にホテル🏨が有り、名前も3100クルムホテル-ゴルナーグラート。
展望台は3,130m。ゴルナー氷河が目の前。
氷河は全長14km(2番目に長い)(1番はアレッチ氷河で23km)
アルプス.アイベックスは体長1m、体重100kg、大型の山羊、角が特徴で薬の材料として使われ、乱獲されて絶滅寸前までいったが、20世紀初頭からの保護活動で現在は15,000頭まで回復している。
ゴルナーグラート鉄道の途中駅、リッフェルアルプ駅(2211m)からトロッコ列車が運行されている。
3分程で目的地のリッフェルアルプ.リゾートに到着(2222m)5つ星ホテル。
1856年創業、1961年に火災で全焼したが2001年に再建され営業を開始した。
館内は全て木造、70室ある部屋全てからマッターホルンが望めるように配置されている。