ケンケンの夢飛行

シッペイです。性別-男。特徴-食いしん坊。趣味-街めぐり、スポーツ観戦。誕生日1月20日。友達のジュビロ君。仕事は市やチームのPR☺

ドイツ(ライン川沿いを行く)❸

父なる川「ライン川」歴史と今を巡る旅

マインツ〜オランダ・ユトレヒトまで

ライン川とマイン川の合流点に位置するマインツは古く河川交通の要衝として開けてきた。

8世紀にはドイツで最も重要な宗教都市として栄えたこの街は黄金のマインツと呼ばれた。

木組みの家が建ち並び、この奥に見えるのがマインツ大聖堂。西暦975年に建てられロマネスク様式、ゴシック様式バロック様式が混在する世界有数の大聖堂。

1884年に建造されたマインツ駅正面入口には「出発と到着」を示す彫刻が施されています。

マインツ駅よりSバーン(国有鉄道が運行している都市内とその近郊を走る鉄道の略称)に乗る。

ライン川を越えウィスバーデンを目指す。

マインツよりおよそ15分、ウィスバーデンに到着。1906年に完成したウィスバーデン駅。

ウィスバーデンは古代ローマ帝国時代より温泉で有名な街。ドイツエッセン州においてフランクフルトに次ぐ第2の都市。

少し郊外に行くと珍しい水を動力とした鉄道がある。

ネロ山の山頂まで運行している登山電車、1888年から運行しているネロベルク登山鉄道。線路の全長はおよそ440m、傾斜は約25度、その傾斜を5分で登る。

2台の列車はワイヤーで繋がれ線路の中央220m付近で上りと下りの列車がすれ違うようになっている。

山頂に到着した列車はタンクにホースが直結され水を注入する。

その量は7トン、その重みで列車は下って行く、更にワイヤーで繋がれたもう一つの列車を引っ張り上げる。麓に下りた列車はタンクから水を排出し、その水はポンプで山頂のタンクに送られる。

ある日40人の少し肥満気味の女性達がこの列車に乗り込んだのですが全く動かなかった。列車の水タンクには7トンもの水があるのに!!

結局、何人かの乗客に降りてもらって動き始めた。と言う話がありました。

山頂からはウィスバーデンの街並みが広がる。

開通以来未だに無事故。更に120年以上前からこういったエコロジー活動を続けているのには驚かされる。

 

温泉で有名なウィスバーデンでは他にも有名な場所がある。

ホテル「シュワルツァーボック」はドイツで最も歴史ある5つ星ホテル、創業1486年、世界中の人々がやすらぎを求め、此処にやって来ます。

扉を開けると、そこに待っているのは15世紀の世界。

大聖堂か古城を想わせる装飾品の数々、15世紀に創られたその芸術は今もその姿が変わる事はありません。