ヘミングウェイが愛した情熱の大地。
スペイン北東部、文豪ヘミングウェイが愛した街を訪ねます。
地中海に注ぐエブロ川(全長、約910km)イベリア半島で最大の水量を誇る。
中流に位置する街、サラゴサ、人口は120万人、人が住み始めたのは古代ローマ時代、紀元前2世紀頃まで遡る。
紀元前1世紀頃にはローマの植民都市として整備された。
ローマ時代に造られたピエドラ橋やカエサラウズタ劇場が残っている。
5世紀以降サラゴサは数百年に渡ってゲルマン人やイスラム勢力の支配を受けた。
世界遺産のサン.サルバドール大聖堂はスペイン独特の建築スタイル、ムデハル様式で造られている。
その特徴は壁に描かれたイスラム様式の模様、ムデハルはカトリックとイスラムが融合したもので、キリスト教がイスラムからイベリア半島を奪還したレコンキスタの12世紀以降に発達した。
同じくムデハル様式で世界遺産に登録されたアルファリア宮殿は11世紀に建てられたイスラムの宮殿を14世紀にカトリックの国王が改修した。
アラブの影響を色濃く残している。
中庭のオレンジ🍊はインドが原産のものをイスラムの人々が持ち込んだもの、庭に泉を造るのもイスラムの代表的なスタイル。
壁の幾何学模様が発展したのは、イスラムでは動物を描くことは禁じられていた為。
彼らは庭園を楽園にしたかった。砂漠から来た彼らは水と植物がある所はられたに思えた為と言われている。