カマルグ湿原の緑が減って砂地の白が目立ち始めました。
水の上に雲が漂っています。
なんだろう!この黄色やピンクの色は?まるで絵の具を垂らしたパレットのようです。
積み上げられているのは「塩」
水がピンク色なのは塩分濃度が高い水で繁殖する小さな藻の性です。藻の一種が赤いカロチンを含んでいるから水がピンク色に見える。
塩の花は今でも手作業で採取していて味も栄養学的にもとても上質な物だそうです。
フランス人なら誰でも知っているカマルグの塩は超高級品なのだそうです。
フラミンゴが水の中に嘴を入れて食べているのは「アルテミアサリナ」で1リットルに80グラムの濃い塩の中で育つ。繁殖を繰り返し一億年前から生き永らえているそうです。
塩田に城壁を写す街が見えてきました。
「エグ・モルト」です。
かってこの港から十字軍の大艦隊が出港しました。
長い年月をかけてローヌ川の土砂が蓄積して海が後退し今は古い城壁と街並みが残っています。
旧市街の外に拓かれた新しい街並み、家の前にボートが係留でき海まで地中海とつながっている高級住宅地です。関係者以外のボートが入って来れないように厳重に警備されているそうです。
遠い昔から地中海との深い繋がりを持ちながら歴史を刻んで来た南フランス🇫🇷。
「ル・グロ・デュ・ロア」
海辺にはピラミッド型のマンションが建ち並ぶ「ラ・グラウンド・モット」の街
1960年代に開発されたリゾート地です。
鳥になって空を飛んで見れば、普段見えない所も見えてくる。
次は何処に行こうかな?