周庄を後に西に向かい「同里」へ行きます。
どちらも水郷の村です。周庄に比べ、同里はより観光化された感じがします。
同里は江蘇省蘇州の郊外にある呉江地区の町で「東洋のベニス」と言うあだ名が付けられている。
上海から西へ80km、蘇州から南東へ20km、太湖の東に位置する。
宗代からおよそ1,000年の歴史があり、古代の呉地域の町の特徴を多く保持している。
周庄、同里とも世界遺産に登録されている。
同里は蘇州と複合での世界遺産となっている。街の中には15本の川と49基の橋があると言われている。
中心は三橋(太平橋、吉利橋、長慶橋)で同里には「走三橋」(三橋を歩く)と言って三橋を渡ると幸になれるという言い伝えがあり、婚礼などの慶事には一族郎党で三橋を渡る習慣があるそうです。
同里には2001年に世界文化遺産に選定されている「退思園」(庭園兼邸宅)があり、1885年~1887年清の光緒時代に造られた庭園です。
「退思」は「春秋左氏伝」(紀元前750年~500年頃)の歴史を解説した書で春秋学も生まれた)にある「進思尽忠、退思補過」(官として仕える場合は誠心誠意を尽くして皇帝に奉仕し、また、官から退く場合は過去を反省し過ちを補う)に由来しているとされる。