午後は蘇州に行きます。
蘇州は太湖からの川を利用して水路が張り巡らされている水郷の街ですが、周庄や同里と比べると遥かに大きな街となっています。
まず、向かったのは「寒山寺」
寒山寺は蘇州で庭園(蘇州は庭園が有名)以外の必見スポット。
寒山寺は寺ですが、寒山と言う人の名前。
梁代の天藍年間(502年~519年)に創建された古刹である。
唐代に隠遁僧の寒山と拾得が住んだことから、寒山寺と呼ばれるようになった。
張継作の有名な「楓橋夜泊」(ふうきょうやはく)の一節に出て来る事でもよく知られているそうです。
大雄宝殿内には釈迦牟尼座像が祭られていて、その背後には寒山と拾得の石刻がある。
ここの一番の名物は鐘。
幾度かの戦火で紛失。
現在の鐘は1905年に日本人が寄贈したものです。
この後、布団工場を見学。
蘇州は刺繍が有名。
2000年の歴史を持ち、中国四大刺繍に数えられる。三国時代に端を発し、明代には刺繍研究所が建てられ、清代末期にはパリの万博にも出展。両面刺繍が特徴で、絵柄は糸の結び目が無い精巧さを誇っている。
次は古典庭園で「拙政園」と「留園」です。
まず、「拙政園」ですが、明代に王献臣が建造した。約5万㎡の敷地を持つ、蘇州最大の庭園。
名前は晋代の藩岳の「閑居賦」にある「拙者之為政」(拙き者が政を為す)に由来するそうです。
浮翠閣
池に突き出した小飛虹
回廊
留園
蘇州四大庭園に数えられる。
明代に徐泰時が造り、清代に改修された庭園。
蘇州で二番目に大きい。
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庭園を見学した後は蘇州の水路を利用した運河クルーズです。
ここで一息🙋
中国庭園の観賞ポイント‼️
中国庭園は「一歩一景」と言う、一歩足を進めるごとに目の前の風景が変わる造りをよしとする。
それを実現するために回廊、花窓などさまざまな工夫が施されている。
壁
ほとんどの中国庭園は壁に囲まれている。
壁の上部の縁がこのように龍の形を模して造られている事もある。
仕切り門
回廊の途中や次の建て物に入る前などに仕切り門がある。
一歩一景を具現化する仕組み。
池
大自然を取り入れようとする考えがある。
池は自然にある大きな湖や池などを象徴している。
花窓
太湖石
では、この後、食事の後今夜の宿に回ります。
蘇州のホテルです。