スイス北部、約38万人が暮らすスイス最大の都市チューリッヒ。
ヨーロッパを代表とする金融の街、及び国内最大の文化都市として発展してきた。
街の歴史はローマ時代に遡る。
ローマ人の駐屯地として造られたが、その後、フランク王国の城下町として、その後、神聖ローマ帝国やハプスブルク家の支配を経て14世紀、スイス連邦に加わった。
市内から南東へ細長く延びるチューリッヒ湖は幅3km.長さ40kmの三ヶ月形でスイス中央部の氷河を水源としている。
その水は永年、市民の生活用水として利用されてきた。
チューリッヒ市の生活用水の70%を支えている。市内には1,200以上の噴水がある。その多くは16世紀〜17世紀にかけて造られたもので水源はチューリッヒ湖や地下水を利用している。噴水は飲料水として使用出来るように上下処理されている。
チューリッヒ発祥の地がリンデンホフ(ドイツ語で菩提樹の庭)で菩提樹が多く繁った小高い丘にある公園。
ローマ帝国時代、リマト川を行き交う舟から通行税をとる関所がこの丘に置かれていた。当時の言葉で関所を意味する「チュルクニ」からチューリッヒになったと言われている。