「トゥルネー」はベルギー、ワロン地方、最西端の町。
古代ローマ時代に築かれた歴史と文化遺産の町、ベルギー最古の町とも言われている。
フランク王国最初の首都となった。
ベルギーで最も古い鐘楼「トゥルネーの鐘楼」高さ72m、12世紀に教会ではなく、市民が建てた。
ユネスコの世界遺産に登録された。
もう1つの世界遺産、トゥルネーの「ノートルダム大聖堂」5つの塔を持つ、塔の高さは83m、建て物の長さは134m、幅66m。
此所でフランク王国初代の国王「クロビス一世?」が産まれたのでフランス発祥の地とも言われている。
かつての城壁がエスコ川に架かる橋として残っている。
敵が来た時、橋の上から砂を落として川を埋めた。
今でも3,000tonの船が通れる。
「モンス」人口、約93,000人、ワロン地方の文化市に指定されている。
ユネスコに登録された無形文化遺産の祭りが開催される。
「聖ウォードリュ参事会教会」14世紀にペストが大流行した時、ペスト根絶を祈願して聖ウォードリュ(女性)の遺骨を納めた遺物箱を掲げて街を回ったら奇跡が起きた。
ル.ドゥドゥ(モンスの守護聖人祭り)の始まりとなった。
年に一度遺物箱が祭壇から降ろされ黄金の馬車と呼ばれる「山車」に乗って街に出る。
馬車と呼ばれているが、馬で引くのではなく、市民の手で引き回される。
修道院などの60ものグループが中世の装束を身に纏って聖母子像等を掲げて町を練り歩く。
儀式が終わると怪物ドラゴンの「張りぼて」が現れドラゴンの尻尾の毛(馬の毛を使っている)をむしり取る。取った人は幸運を呼ぶと言い伝えられている。
馬に乗った騎士「聖ジョルジュ」が現れる。
(守護聖人として崇拝されている)「聖ジョルジュ」と「ドラゴン」が戦う「リュムソンの戦い」、悪を退治する英雄伝説がこの祭りに加えられた。
ドラゴンの尻尾の毛をむしり取る為に競いあう。「毛」は一年間幸運に包まれると信じられている。
上半身裸になるのは、掴みあいで服を破られない為。