「スパ」はリエージュから南東に40km、日本では温泉の意味で使われているスパと言う語源になった町だが実際は温泉ではなくミネラル分をたっぷり含んだ豊かな泉の町。
ローマ時代から知られ、16世紀には高級リゾートとして知られるようになった。
「テルム.ド.スパ」
今は温かくしているが、昔は冷泉を飲んで医療用としているのが主流だった。
「ジェロンステールの泉」
鉄分や硫黄を含み保湿効果がある。
1717年戦争の最中、ロシアのピョートル大帝がスパに立ち寄り、この泉の水を飲み続けて体調を回復させたことでスパの評判が高まった。
「トヌレの泉」鉄分や炭酸水を含んでいて消化器官に良いとされる。
強い成分が含まれていないので赤ちゃんや子供も飲めるのでミネラルウォーターとして販売されている。
シャトーホテル「マノワール.ド.レビオル」
20世紀初頭に建設された。
「デュルビュイ」
世界一小さな町。
ウルト渓谷にすっぽりと囲まれ、こじんまりとまとまったこの集落は14世紀、ボスニア王であるルクセンブルク伯爵だったジャンド.ボエニによって町と認定された。
デュルビュイ城はウルト川沿いに9世紀に築城されたが破壊と再建を繰り返し、19世紀に改修された。
端から端まで歩いても10分の町、蔦の絡まる石造りの家と石畳の小道を歩くと中世にタイムスリップしたような雰囲気。
絵本のような世界に迷い込んだ感じになる。
「ル.サングリエ.デ.アルデンヌ」
日本の皇太子(今の天皇、夫婦も来たことのあるレストラン。
日本人の料理人が居る。
オルヴァル修道院、現在15人の修道士が暮らしている。
1948年に再建された新しい建物。
フランス革命の余波を受けて、かつての旧修道院は破壊された。
再建に力を貸したのがビールの醸造所であった。昔からキリスト教の修道院ではパン、チーズ、ワインなど食用のものを自ら造り、自給自足していた。
葡萄🍇栽培に向かないベルギーではワインの代わりにビールを醸造した。
現在、修道院でビール🍺を醸造しているのは7箇所、そのうちの6箇所がベルギーの修道院。
ビールの瓶の栓をする直前にポップを加えるなど独特の製法で作られている。
オルヴァルビールは聖杯型のグラスで飲むのが一般的。フルーティーな香りと苦みの味が生かされたビール。
アルコール度数6.2度、辛口ビール。
ジョッキ🍺で飲む生ビールのように喉越しを楽しむのではなく、じっくりと深い味わいを楽しむビールである。