街を散策すれば、いたる所に「ポルティコ」と呼ばれる中廊が張り巡らされている。繋ぎ合わせると全長が約40kmにも及ぶと言われている。
800年前から存在する「ポルティコ」は人々の出会いや交流の場として古くから街の人々に親しまれている。
今では生活に欠かせないボローニャの顔となっている。
又、ボローニャは昔、水の都「ベニス」と言われる程、街の中を運河が流れる水郷都市だった。
今でも、その名残りが残っている場所がある。「モリーネ運河」である。
1088年ヨーロッパ最古の大学「ボローニャ大学」が創設されて以来、内外から学生が集まる大学都市となった。
ボローニャ大学が1803年迄所在していた「アルギジンナージオ宮」は世界で初めて人体解剖を行った場所としても有名。
ああ美しい中庭の周囲と二階の廊下の壁には、此処に学んだ学生や学者紋章がびっしりと並び、その数の多さに歴史の重みを感じさせる。
学問の道を切り拓く為に必要な自由な気風を守り続けてきたボローニャの証とも言える。
室内を飾るフレスコ画が美しい「スターバト・マーテル」の部屋は元もとは法学部の大教室として使われていた部屋です。
この部屋で1842年3月18日にロッシーニによるスターバト・マーテルのオペラが初演された事により、この名前が着けられた。
1763年ボローニャ歌劇場はミラノのスカラ座よりも早く幕を開けた。
ヴェルディの「ドン・カルロ」やワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」等が上演された。
小高い丘の上に建つ「マドンナ・ディ・サン・ルカ聖堂」聖堂へと続くサン・ルカのポルティコは全長3.5km
アーチの数666にのぼる。
ボローニャは学問や芸術が花開いた街ですが、食の街としても有名です。
世界中で愛されているミートソースの本名はボロネーゼと言い、発祥は此処ボローニャです。
「ラ・ヴェッキア・スクオラ・ボローニャ」は伝統的なボローニャの郷土料理を学ぶ事が出来る料理学校。
ボロネーゼを使った料理も沢山ある。