今度は白い風景、2億4千万年もの時が産み出した大地の造形です。

ドロミーティはロッククライミングの世界的な聖地でもあります。

大小様々な岩山が並ぶこの場所は人気のクライミングスポットで切り立った断崖に魅せられて世界中から挑戦者が集まります。


岩山を上空から見ると沢山の岩が崩れ落ちているのがわかります。



ドロミーティの山を形作っているのはある独特の岩です。崩れている石が白いですね。


ドロミーティを形成する岩の正体はドロマイト。それは石灰岩の一種です。


ドロミーティと言う名前はこのドロマイトに由来しています。


これはハート♥️の形をした化石「メガドロン」で2億年以上前に生息していた2枚貝です。



海の生き物が何故山で見つかるのか?
約2億4千万年前ドロミーティ周辺は火山🌋島が点在する熱帯の海だった。

島の周りに珊瑚礁ができるとやがて石灰岩となる。
地殻変動で島が沈むと珊瑚礁は上に延び、この時火山島の周りにあるマグネシウムが石灰岩と結びついて
ドロマイトになる。
これを繰り返し、硬いドロマイトの厚い層ができます。







地殻変動で隆起した。
そして氷河によって削られ現在の3000m級の山々へと変貌して険しい山々となった。



ドロミーティは氷河が生んだ独特の景観と地球の歴史を物語る重要な例としての価値が認められ世界遺産に登録された。

ドロミーティは壮大な景観だけでなく森林を育みある傑作を生み出しました。
音楽史に名を刻み数10億円もの価値を持つあの名器「ストラディバリウス」です。


ストラディバリウスを生んだ森、17世紀から18世紀にかけて音楽史に名を刻んだイタリアのアントニオ.ストラディバリとその息子達が造ったバイオリン🎻


現存するのは約600台ストラディバリが材料として求めたのはドロミーティの山麓で育った木でした。高く真っ直ぐに伸びた針葉樹
年輪の幅は均一で目が詰まっていることがわかります。



これが良質の木であることの証である。

山の影で日照時間が短く成長が遅くなり年輪が詰まった木になるのです。
バイオリン🎻工房、職人達が今もドロミーティの木を使い続けていました。


ドロミーティは今も地球の時を刻み続けています。
