今回はスペイン南東部・バレンシア地方のコスタ・ブランカの光と影を巡る旅
ムルシア〜デニア迄
まずは地中海東南部に位置するムルシアから
ムルシアから採れたオレンジはヨーロッパ各地へ送られスーパーマーケットに並ぶ。
町は18世紀に農産物の集積場として栄え、近年はヨーロッパの別荘地として知られるようになった。
14世紀、地中海ゴシック様式で建築されたムルシア大聖堂は後にバロック様式が付け加えられた。
この礼拝堂に有る石の壁の鎖の装飾にはある伝説が残されている。
伝説に依るとスペインで唯一見られるこの鎖は1500年頃、一人の乞食が作りあげたものだそうです。
ある時、ペレス侯爵が彫刻家を名乗る一人の乞食に礼拝堂の装飾を命じた。
仕事が終り、見事な出来映えを見た侯爵は乞食が他の街に行って同じものを作れないように牢屋に閉じ込めてしまった。その時、目玉をくり抜き、両腕を切ったとも言われているそうです。
司教宮殿は18世紀後半までペレス侯爵の古い宮殿があった。その後大聖堂の広場を造る為、侯爵の宮殿は取り壊され、この宮殿が建設された。
ムルシア市役所、19世紀半ばに改築された。
レアル・カジノ・デ・ムルシア
賭博場ではなく、会員制の社交クラブ。会員制サロンだが一部は一般にも公開され文化活動に利用されています。
一時衰退時期もあったのですが、20世紀半ば以後再び活況を取り戻し、国王からレアルの称号を与えられた。
踊りの間、図書室、青いパティオ。
ローラ・ソロニチェロ、フラメンコ💃学校(ダンス・スクール)
平均年齢16歳.既に10年以上レッスンを重ねている人もいる。
フラメンコは昔、インドから流れて来たロマ族とスペインに君臨したアラブ系民族、そしてスペイン南部アンダルシアの人々の民族芸能が溶け合って生まれたもの。
踊り、歌、ギター、それぞれで活躍する人々を産んできている。
フラメンコ・ギター🎸奏者に聞いた。
「ギターと言葉、感情表現しやすいのは?」
ギターの方がやりやすい!
上手く言い表わせない感情もギターなら色々な方法で伝えられる。