オランダ南東部、中世の街「マーストリヒト」紀元前ケルト人が住み、その後ローマ人が街を造った。
街はマース川に沿うように広がっている。
マルクト広場の中央にあるのは市庁舎・完成は17世紀随所にマーストリヒトの紋章である星★のマークがあしらわれている。
左右対称に造られていて、この事はマーストリヒトが長い間、二つの勢力によって治められていた事を物語っている。
現在のオランダからベルギー側に位置する領土を持っていた「ブラバンド公」と司教により13世紀からおよそ600年にわたって2つの勢力が共有する街であった。
この街がオランダ領となったのは19世紀に入ってからのこと。
その為かマーストリヒトは他のオランダの街と比べて何処か違った雰囲気がある。
城壁にぐるりと囲まれた城塞都市であった。
壁が出来たのは13世紀のこと。
旧市街で一番広い場所
フライトホフ広場
「聖セルファース教会」6世紀からの歴史があり、街で最も古い教会。
マース川の側は「聖母教会」
書店「セレクシーズ・ドミニカーネン」この本屋は元々は13世紀に建てられた教会だった。
18世紀にナポレオン軍によって街のあちこちの建物が焼かれた。
その後、それらの建物を壊さず焼け残ったのを利用している。
13世紀に建てられた「聖セルファース橋」マーストリヒトとはラテン語で「マース川の渡し」という意味。
「ファルケンブルグ」
保養地として良く知られている。
温泉が有り。
ファルケンブルグ城
12世紀からの歴史を持つ。
17世紀にフランスの侵略を受けた時、土地の領主は自らこの城を壊した。以来、現在まで再建される事は無かった。
この城の特徴は黄色い石が使われている。ファルケンブルグ特産のマール石
ベルベット洞窟はマール石の採掘 場。石肌には貝の化石が多数残って いる。
マール石は石灰岩の一種。
洞窟の全長は30kmとも言われ、迷路のようになっている。
ファルケンブルグの街の建物はほとんどマール石で建てられている。
「フーンスブルック城」
13世紀に建築が始まった。
その後幾度となく改築が行なわれて 現在の姿になった。
部屋の数は40以上
ファルケンブルグ郊外では最も大きな屋敷となっている。
12世紀の城
聖ヘルラッハ城
現在はホテルとして使われている。