ストラスブール大聖堂の隣には宮殿であったパレ.ロアンがある。
18世紀初頭に町の市長を務めたマクシミリアン.ド.ロアン枢機卿の為にフランス国王ルイ14世が造らせた宮殿。
特に美しいと言われるのがルイ15世の為に造られたという寝室。
その後マリー.アントアネットやナポレオン等も滞在したと言われている。
パレ.ロアンの横をライン川支流のイル川が流れている。
このイル川を往来する遊覧船が人気。
約1時間、世界遺産の街並みを堪能できる。
16~17世紀に建てられた木組の家(コロンバージュ)が残ったり、プティット.フランス地区には昔、川魚漁り漁師達が暮らしていた。
アルザス地方は森林が多く、こうした木組みの家が発展した。
博物館はコロンバージュに関する展示をしている。
コロンバージュは解体して移動する事ができる。柱の各所にローマ数字が彫られていて、解体後、再組み立てに利用された。
短時間での再建が可能であった。
財産目録に家は「動産」として登録されていた。
昔、土地は国王か教会の所有権で親から受け継がれるのは家屋だけだったといわれる。