スペイン中央部に広がる草原地帯、カスティーリャ.イ.レオン地方のセゴビアからアビラまでの豊穣の台地(メセタ)を行きます。
マドリッドから北西へ20km程にセゴビア(標高約1,000m)2000年の歴史を持つ町はローマ時代の遺跡と共に1985年世界遺産に登録された。
かつてケルト人の土地だったこの地に古代ローマの町が築かれたのは紀元1世紀のこと。
セゴビアのカテドラルは16世紀の着工から完成まで200年を要した。
古代ローマのロマネスク様式の特徴も見てとれる。
[
アルカサルの意味は「古い城」でレコンキスタ(イスラムの統治世界からキリスト教世界の国への奪還の戦い)の頃、築かれた。
レコンキスタの後のイベリア半島は大きくは2つの勢力に分断されていた。
その中のカスティーリャ王国のイサベル王妃とアラゴン王国の王子フェルナンドが1469年に結婚して統一されスペインとなった。
19世紀に起きた火災によってアルカサルは天井や壁の多くの部分を損失した。又、スペイン内戦により長い間放置されていたが、近年やっと修復の手が付けられるようになった。
紀元1世紀頃17km先から水を引く為水道橋が建設された。
最大高さ23m、長さ770mの水道橋は2000年前の形をそのまま残している。
レストラン「ホセ.マリア」人気メニューは子豚の丸焼き、生後3週間以内の子豚を200℃の釜で焼き上げる。イベリコ豚、
柔らかく焼き上げる。包丁ではなく皿で肉を切ってみせる。
マドリッドから北西へ約100km、
標高1,100mの高原に11世紀の古い町、アビラがある。
アビラの旧市街と塁壁の外の教会群は1985年に世界遺産に登録された。
町を囲む壁は全長2,500m、見張りの為の塔が88箇所、旧市街への出入り口の門が9箇所ある。
最初に壁が築かれたのは古代ローマ時代、中世になって高く積み上げられ増築された。
その区分けは石の組み合わせ方で見分けられる。城壁の増築に携わったのはレコンキスタで敗れたイスラム教徒の奴隷達だった。
城壁の中には身分の高い人達が暮らしていた。王族や貴族を中心に聖職者やユダヤの商人達であった。最盛期、城壁の中には13,000人の人達が暮らしていた。
アビラのカテドラル
サンタ.テレサ修道院
(聖サンタ.テレサ1515年~1582年アビラで生まれた)
バリャドリッド
16世紀から17世紀にかけてスペイン王国の首都が置かれていた。
ビスエルガ川がある。
1605年に出版された「ドン.キホーテ」の作者ミゲル.デ.セルバンテスは1603年~1609年にかけて、この町で暮らした。
200年前に建設されたカスティーリャ運河、
全長207km。起点がバリャドリッド。
周囲に穀物倉庫があり、田園風景が広がる。
ペーニャフイエル村、ワインの産地。
10世紀に建てられたベーニャビエル城
コロンブス博物館がある。
コロンブスはバリャドリッドの町で1506年
最後を迎えた。🙇