今回は「ニュルンベルク」「アウグスブルグ」「フッセン」でこのロマンチック街道の旅は終わりです。
アウグスブルグは紀元10年頃に古代ローマの属員都市として建設された。
イタリアとドイツの交易の中心地として栄えた。それを支えたのが巨大商人「フッガー家」であった。フッガー家によって造られたので、フッゲライという世界で初めての修道所が残っている。
1519年にフッガー家のヤコブ二世はイタリアで教育を受け、芸術にも理解を示したりして、慈善の為に福祉住宅フッゲライを創った。
今でもこの住宅に人々が住んでいる。
ツェツツラー宮殿の中に州立ギャラリーがある。
アルブレヒト・ディユーラー作
「ヤコブ・フッガー」等
1518年に宗教改革者ルターが宿泊したとして知られる「聖アンナ教会」
教会内には「ルター」の肖像画が飾られている。
ヴィース教会はロココ様式の最高傑作と言われている。
では、最終目的地「フッセン」から「ノイシュバイン・シュタイン城」を目指します。
ノイシュバイン・シュタイン城は「ルードヴィッヒ2世」が建てた城で彼はワーグナーを愛し、そのオペラ「タンホイザー」や「ローエングリン」等の
題材を元に内装を施し、寝室には「トリスタンとイゾルデ」等の絵を描かせた。
完成して王が居住したのは170日であり、不審な死を遂げた。
1886年6月10日ミュンヘンの裁判所から「王」に相応しくないという判決を受け、王は3日後に謎の死を遂げた。