ベルギーのワロン地方はフランス語文化圏であり、広大な丘陵地帯を覆う「アルデンヌの森」で代表される。
「ナミュール」はブリュッセルから南東へ60kmの所にある。
サンブル川とムーズ川との合流した所にあり、古くから交通の要所、軍事拠点としての役割があった。
「シタデル砦」は10世紀に築かれた。
ワロン地方には数多くの城(砦)が築かれた。
フランス革命の余波で破壊されたが、昔は川沿いに要塞(砦)が築かれていた。
今でも破壊されずに、わずかに痕跡が残されている所がある。
「サンブルとムーズの門」門の奥には市場がある。
向かって左はサンブルの像で実りを象徴する麦の束を手に持っている。
右はムーズの像で壺から貝殻に水を注いでいる。これはサンブル川とムーズ川の合流を表している。
旧市街の真ん中に高さ20mの「ナミュールの鐘楼」がそびえている。
もともと、教会の鐘楼だったが教会の火災により八角形の天窓部分と鐘だけが焼け残り、城壁の一部だった所に移された。
18世紀に城壁は破壊されたが、この鐘楼は残された。
およそ30を数えるベルギーの鐘楼群の一つとして、ユネスコの世界文化遺産に登録された。
ムーズ川沿いの街「ディナン」に入ります。
ランドマークはノートルダム教会、最初はロマネスク様式だったが、背後の崖が崩れて再建はゴシック様式となった。
街中にサックスのオブジェが沢山ある。
「アドルフ.サックス」がサックスの音という意味のフォーンを発明してサキソフォーンと呼ばれるようになった。
アドルフ.サックスの生家が記念館として展示されている。
人気の菓子店「ジャコブス」は1860年創業で「クック.ド.ディナン」という堅焼きのビスケット🍪である。
小麦粉と蜂蜜が素材。硬いので口の中で少しずつ溶かしながら食べると蜂蜜の味が出てくる。